バー、そしてバーテンダーについて
新型コロナウイルスが世界を襲うなか、仕事がすべて流れて自宅待機になってしまった。
時間だけを持て余して、でも夜になれば日課のように酒を飲む毎日。
これじゃイカン、何かを始めてみようかなと思い、
いまさらではあるけれどブログを始めることにした。
飲んだり食べたりしたもの、そして日々のよしなしごとをつらつらと書いていきたい。
今日はバーについて、書こうと思う。
「バー」と聞いて、どういうお店を想像するだろうか。
カウンターの向こう側の棚に、見たこともないような酒をずらーっと並べた渋い店。
ダーツバーやカラオケバーのように、酒以外の何かでお客さんが楽しむ店。
ガールズバーなんてのもある。風営法のからみでお店の女の子が隣に座ることはないけれど、
あくまでも女の子ありきの店だろう。
ぼくは、いま現在は都内のとあるホテルで働いているが(とはいえもう三週間も自宅待機なのだけど)
三年ほど前まで、長いこと街場のバーで働いてきた。
バーテンダーの仕事は、簡単に言うとお客さんにカクテルだったりウイスキーだったり、お酒を提供することだ。
でも我々のあいだではよく
「バーテンダーは酒を造れて当たり前」
と言われている。
ぼくも師匠や先輩から言われ続けてきた。
実はもっと大切なのは、お客さんの話を聴くことだ。
バーテンダーはあくまで聴き役。
そしてその先にあるのは、何かを察し、時には気づかうことだろう。
ぼくが思うに、いいバーにはいいバーテンダーがいる。
いいバーテンダー、これまた定義するのが難しいけど、
それは美味しいお酒を出してくれるだけでなく、お客さんに寄り添ってくれるひと。
(突き放したりするのも必要な場合もあったりするのだけど、それはまた別のはなし)
バーも飲み屋も不要不急、この非常事態で厳しい状況におかれているひとたちは他にたくさんいる。
そういう意見はもちろんわかっている。
バーはいわゆる三密で、感染のリスクが高い場所として真っ先に挙げられた場所のひとつだ。
だからいまは我慢しよう。いや我慢せざるをえないんだ。
休業要請を受けて、開いているバーを探すほうが難しい。
とある東京の老舗バーが、休業から再開することなく店を閉める、という話も耳にした。
バーに限らず小さな飲食店だったら、半ば自転車操業のような営業のとこはたくさんある。
恥ずかしながらぼくの店もそうだった・・・・・・。
だけど世の中が落ち着いたら、ちょっと心に余裕ができたら、バーの扉を開いてほしい。
いや本当はむしろ余裕がないときこそ、足を運んでほしい。
ぼくらの心を休ませてくれたり時には奮い立たせてくれる、
「止まり木」が、そこにはあるから。
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ヤバい、しょっぱなからなんか真面目に書き過ぎてしまった。。
ついついカッコつけちゃうしw
次回はもうちょっとテキトーに書きます。